大国への道

国際情勢や時事問題の分析。メディアの虚偽・ねつ造報道を正す。

N国は国民の叫びか、近代政党の萌芽か

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NHK本社

N国の目指すべきは近代政党

 

”N国は、自由な議論の下で

党首を決め、全国の支部

自前のシンクタンク、落選議員の

支援をすることが、重要です。”

 

先日の参院選

議席を獲得したN国。

N国代表の立花氏は、

次回の国政選挙から

直接民主主義」を

打ち出すとしています。

 

本人は「支持政党なし」の

「パクリ」と発言していますので、

「支持政党なし」のホームページの

内容を参考に整理します。

 

要約すると、

 

議会制民主主義を機能させるため、

「支持政党なし」という選択肢を

作ることで、国民の合意による

政治を実現させようとするもの。


となります。

詳細はこちらhttps://xn--68jubz91pp0oypc1c.com/rinen.html

 

具体的には、党の中で投票を行い、

 多数意見が党の意見になるというものです。

つまり、国民の意見をそのまま反映する党になります。

 

多数決をとる前に、

自由で公正な議論を経て、

党としての政策や党首が決まれば、

それは、疑似的な近代政党といえるでしょう。

 

理想は近代政党の二大政党制ですが、

その前段階としてこういった政党で

国民が体感することで、

スムーズに政治体制が移行できるのでは

ないでしょうか。

 

しかし、私はN国が「支持政党なし」型の「直接民主主義」を

そのまま取り入れることに対して、

手放しで賛同はできません。

 

なぜなら、直接民主主義、つまり国民投票のような形で

政治を決めると、問題が起きやすいからです。

 

直近だと、英国のブレグジットです。

政治・経済・国際情勢などに様々な

影響を及ぼしています。

 

大正デモクラシーで有名な、

立憲主義者の吉野作造も、

レフェレンダム(直接投票)は良くないと

断言しています。

 

(それにしても、今の腐敗した

自公体制よりは良いと思いますが。。。)

 

民主主義は、多数決と誤解されやすいですが、

重要なことは、多数決をとる前に、

自由な議論を行うことです。

 

そのうえで政策を決めることが、

議員、党員のレベルを上げるためにも、

必要不可欠です。

 

又、落選した議員の生活を党が支えることは、

立候補をリスクにさせないためにも重要です。

 

落選した議員が、その間勉強に励むことができれば、

結果的に、多数の良質な議員確保に繋がります。

 

是非、この制度を実施してほしいものです。

 

これらのシステムは、

党員が100万人を超えた場合に、

実装されるものです。

 

それまでは、

すべての国会の決議に棄権する予定、と

発言しています。

 

当面は、立花氏の手腕に

かかっているといえるでしょう。

 

いずれにしても、

自由な議論の下で党首を決め、

全国の支部や自前のシンクタンク

持つことで、N国は本当の意味で

国民を守ることができます。